目次
はじめに
最近ネット界隈を賑わせている(サイバー攻撃を受けて大規模障害を引き起こした)ニコニコ動画ですが、かつて「例のアレ」カテゴリにて「可能性の獣UC」と称した謎の動画が流行していました。
内容はただのスローロリスが拳を突き上げるだけの動画ではあるのですが、BGMはガンダムユニコーンの「UNICORN」が流れています。
コメントは…
- 「流れが変わったな…」
- 「まだ弱い」
- 「完全勝利」
- 「やったぜ。」
などと多くの弾幕で賑やかでした。
当時の私は元ネタ(ガンダムUC)のことはよく分かっていませんでした。
…
…
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そして、そこから月日がたちまして、有名なクソゲー実況者が「登録者777,777人記念動画」を投稿します。
この動画を視聴して私はやっと「可能性の獣」が、
どこぞの「〇獣」などではなく「ガンダムユニコーン」だった事実を知るのでした…。(プロローグ終了)
この記事のターゲット
今回の記事は、以下の方をターゲットにこの記事を書いています。
- パチンコに興味がある人
- パチンコ実機を買ってみたい人
- 電気工学/機械工学/情報工学(IT)のいずれかについて、ある程度わかる人
- クソデかいP機を設置できる空間を用意できる人
ここでは、パチンコ実機のことをP機と略します。
スマパチはe機と略しますが、P機と書いているもので特に断りがないものはP機の意味にe機も含んでいると解釈してください。
なぜP機なのか
パチンコ屋さんでパチンコを打つ場合、4円パチンコでミドルタイプ(大当たり確率が約1/319)であるならば、軍資金は1日あたり1万~4万円あたりになるのではないかと思います。(軍資金は個人差があります。)
パチンコは運要素が大きいので勝ち負けの波も大きく、例えば5万円勝てる日もあれば逆に10万円負ける日もあり得ます。(繰り返しになりますが、軍資金は個人差があります。スロットの場合は台ごとで設定があるので工夫次第で負けにくくすることはできます。)
また、パチンコを打ったことがある人は特定のP機に思い入れが強い方も多いです。
しかしながら、パチンコ業界では台入替というものがあり、よほどの人気台(例えばエ〇ァ15とか)ではない限り2~3年でパチンコ屋さんから台は姿を消していきます。
一方で、P機のエミュレータ版もあります。有名なのは「777TOWN.net」などです。
しかしエミュレータ版では楽曲版権の問題があり、一部楽曲が流れない(別曲で置き換え)ということが多いと思います。P機の音圧も再現できません。
やはりエミュレータよりも実機の方が良いと思う方は少なくないのではないでしょうか?
P機のメリット
P機は新台の場合は50万円~/台が相場とされています。なかなか手が出せる代物ではありません。
しかし、新台導入後2~3年経過した中古台(人気台を除く)であれば、おおよそ2~3万円/台で入手することができます。ヤフオクやメルカリ、専門の業者の販売サイトで購入することができます。
一般的な中古台の価格帯であれば、4円パチンコで遊技する1~3回分の軍資金で賄えるレベルかと思います。エミュレータにありがちな版権の制約はないので、思う存分楽しむことができてしまいます。
家パチ(家でP機を遊ぶ)ために必要なもの(必須)
以下の通りです。ヤフオクやメルカリなどで購入する際は気を付けてください。ここにあるものはP機を買う際にオプションで付けてもらえるものがほとんどだと思います。
- 実機:セル(事実上の本体)と枠で構成されます。ユニコーンだと、ユニコーンのセル+NEO STELLA枠です。
- 変圧トランス(100V→24V):家庭用電源にP機を直接つなげると壊れます。
- ドアキー:絶対いります。
- CRユニット:P機にサンドがあると思いこませることで玉が打てるようになります。高機能なCRユニットには貸玉機能も付いています。
- 設置台/枠:P機を設置/固定するために必ず必要です。簡易台やキャビネット台などあります。
家パチ(家でP機を遊ぶ)ために必要なもの(任意)
以下の通りです。状況に応じて必要になります。P機を買う際にオプションで付けてもらうか、別途調達しましょう。調達の際はP機の正式名称で検索/連絡するとよいでしょう。
- 設定キー:現行のほとんどのP機では設定変更できません。(大当たり確率が固定)よって、無くても問題はありませんが、高くないので一緒に調達しておけばいいと思います。
- 無段階ボリューム:P機のソフト側とは別でハード側でも音量調整できるようになります。最新のP機はソフト側で10段階調整ができるので、無段階ボリュームは不要かもしれません。
- 賞球エラー解除:回路を加工してエラーが出ないようにします。不要なP機もあるかもしれません。
- 玉とドル箱:e機は不要です。
- データカウンター:実機タイプとパソコンに繋いで実機が不要なタイプがあります。
- 取扱説明書とメンテナンスマニュアル:台の分解方法から諸設定が記載されています。ごくまれにヤフオクやメルカリで出ています。正直言ってかなり貴重です。釘チェックシートもこれらに含まれています。
家パチ(家でP機を遊ぶ)で検討すべきこと
家パチ(家でP機を遊ぶ)で検討すべきことは、P機でどのように遊べるようにするかです。
パーソナルサンドを手に入れることは困難であるため、多くの場合、①循環リフターと呼ばれる機材を別途購入して循環式にするか、②玉を完全に不要にできるオートコントローラー式のどちらかにします。
①循環式:内部に循環加工を施すか、循環リフターを別途購入する必要があります。循環リフターの販売価格は1台4万円程度です。(一度買ってしまえばどんな台にも使いまわせます。)一方で、自らの手で循環させる(手動循環式)という方法もありますがこれはとても不便に感じるはずです。
↓循環リフター
②オートコントローラー式:P機の回路に手を加えることで、玉を飛ばさなくても保留が入るようになります。ラッシュ中は自動で右打ち状態になり、右打ち保留が入ります。ボタンやレバー操作も自動化できます。オートコントローラーは機種ごとのオーダーメード販売で、1つあたり1.2万円程度します。(ネットで検索するか、ヤフオクで検索すれば専門の業者を見つけることができます)
①②の費用対効果は人それぞれで異なると思いますが、家パチ用のP機は1台しか持たないという方は②のオートコントローラーを選択された方が良いかもしれません。玉がないという寂しさはありますが、とても快適ですし、玉やP機の清掃が要らなくなるというメリットもあります。家パチでは意外と玉が弾く音が大きくてけっこう気になります。
②を選択する場合はP機を購入する際にオプションでお願いしてしまうとラクではありますが、後から②へ改造することも可能です。
ちなみに、スマパチ機(e機)は標準で①循環式となっています。(②への改造は可能だそうです。)
実際にP機を買ってみた
メルカリで買いました。購入時に、諸々オプションを付けました。
P機+無段階ボリューム+ドアキー+設置枠+賞球エラー解除+トランス+送料…でコミコミ3万円でした。
なお、ユニコーンのP機の正式名は「PF機動戦士ガンダムユニコーンb」であることは購入後に知りました。
購入時に設定キーが手に入らなかったので、「PF機動戦士ガンダムユニコーンb 設定キー」で検索して別途調達しました。しかし、設定キーの使い方は未だによくわかっていません。
動作確認
前面と背面は以下の通りです。
まずはじめに、同梱されているCRユニットというものを背面右下のプラグに挿入しないと玉が出ません。
CRユニットは「カードリーダーユニット」の略称です。
CRユニットは「パチンコ屋さんでパチンコ台左側にあるサンドという装置にお金を入れて、貸し玉を出す」という一連のシステム上の流れを代替するものです。
安価なCRユニット(500円~1000円)は玉が打てるようにしかなりませんが、高価なCRユニット(7000円~)は玉が打てるだけでなく、貸し玉機能なども搭載されています。
↓安価なCRユニット
↓高価なCRTユニット(貸し玉機能などがついてる)
スイッチを入れると、役物の動作テストが行われ、CRユニットが装着されていれば遊戯することができます。
買ってから気づいたこと
P機はとても重く、そしてデカいです…。
重さは50kgはあると思います。
枠とセルに分解すれば幾分マシになるかもしれませんが、完成品の状態では、大人1人で思うように運ぶことはできません。床が傷つかないようにマットを購入したり、専用の設置台があるといいと思います。
また、背面にはセグ表示されていますが素人(私)には全く持って意味が分かりません。
取扱説明書にセグの見方が記載されているそうです。
ちなみに、私の手元には取扱説明書とメンテナンスマニュアルがないため、万が一P機が故障した場合に私が取れる手立てが全くありません。
取扱説明書とメンテナンスマニュアルは今後入手を試みていきます。
この記事を書いているタイミングの約1か月後にはユニコーンP機の続編が出ることが確定しており、全国のパチンコ店から該当のP機の引退が加速しています。今のうちに動いておかないと手に入らないまま終わる気がします…アセアセ…。
次回予告
今後は不定期でいろいろやっていきます。
- CRユニットを付け替えてみた
- オートコントローラーを後付け(後改造)してみた
- データカウンターをつけてみた
- 取扱説明書とメンテナンスマニュアルを入手してみた
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